ペラストの中のアドベンチャー・クルーズ
モンテネグロでは、小型船クルーズは必ず美しい古都ペラストに寄港する。コトル湾のドラマチックな海岸線に堂々と立つこの町は、ベネチア様式の建築と息を呑むような景色で有名だ。小さな町だが、観光客は16の教会を訪れ、ビーチやウォーターフロントでリラックスした雰囲気を楽しむことができる。この町は、湾に浮かぶ2つの不思議な島、聖ジョージ島と聖母岩の眺望でも有名だ。
小型船のクルーズでは、ペラストは静かで美しい場所に停泊し、夜を過ごすことができる。この町は小さいため、滞在できる人数が限られており、小型船クルーズの理想的な寄港地となっている。この歴史的な町の景色と音を楽しみながら、一日とゆったりとした夜を過ごそう。
ペラストの見どころ
ペラストは、モンテネグロの小型船クルーズで立ち寄る多くの場所と同様、豊かな海洋の歴史に彩られている。しかし、ペラストには2つの小さな島があり、1つは人工の島、もう1つは自然の島で、ペラストの海岸のすぐ沖に浮かんでいる。ペラスト観光では、この2つの小島を訪れることができる。聖母岩に上陸し、教会や付属の博物館を見学することも可能で、そこには風変わりな工芸品や興味深い話がたくさんある。もうひとつの聖ジョージ島は修道院があるため一般には公開されていないが、この美しい隠れ家的スポットは小型船のクルーズボートから眺めることができる。さらに特別なことをするなら、7月22日の夕暮れ時に訪れてみよう。鮮やかな装飾が施された地元の船が、人工島に新しい石を追加するために「岩の聖母」に石を投下する特別な地元のイベントがある。興味深いことに、この小島全体が、漁船から石を落とすこの方法で造られたのだ。
ペラストの旧市街を散策することは、それ自体が体験だ。通りには、かつてこの町を母港としていた裕福な漁師たちが建てた伝統建築や精巧なミニチュアの宮殿が並んでいる。特に印象的なのは巨大な鐘楼があるスヴェティ・ニコラで、陸に上がる前にクルーズ船から山を背景に見ることができるかもしれない。ペラストの海岸線に沿って歩くと、バロック様式のタウン・ミュージアムにたどり着く。
探検の一日の終わりには、ペラストの海辺でさまざまなバーやレストランを楽しむことができる。最も有名な海賊バー(Pirate Bar)は、町の小さなビーチエリアにある。このビーチは、町そのものと同じように、小さいが美しい砂浜が広がっているだけで、活気に満ちた楽しい雰囲気が漂っている。ビーチや日光浴エリア周辺の透明度の高い海で泳いだり、飲み物を楽しんだりするのに最適なスポットだ。
ペラストクルーズのベストシーズン
穏やかな地中海性気候のペラスト周辺は、4月から10月の間がベストシーズンだ。少し涼しい日が好きな人は、6月か9月が最適かもしれない。また、混雑を避けるのにも良い時期だ。モンテネグロは比較的のどかな場所だが、夏の盛りはもちろん地元の人々や他国からの観光客で賑わう。気候も暑くなり、太陽崇拝者にとっては気温30度以上の晴れた日が長く続くので、小型船クルーズのサンデッキを利用するのに理想的だ。夏には、岩の聖母へのボート・パレードや、それに関連したレガッタなど、地元のお祭りが開催されるのも見逃せない。
クルーズでペラストを訪れる際のヒント
- 暑い時期には、暑さを避けるため、町の散策は早い時間か夕方にするのがよい。午後の暑い時間帯には、冷房の効いた美しいバロック博物館を訪れるとよい。
- ペラストと小島のベストビューポイントは、高さ55メートルのスヴェティ・ニコラの鐘楼かバロック博物館のバルコニーだ。
- 町には数軒のレストランしかないが、海沿いのレストランからの眺めが最も素晴らしい。町には小さなミニ・マーケットもあり、散策中の軽食に便利だ。
ペラストクルーズはどこから出発するのか?
ペラストへの小型船クルーズのほとんどは、宿場町ティヴァトから出発する。この町には国際空港があり、ヨーロッパの多くのハブ空港から出発している。美しい歴史的建造物や印象的なスーパーヨット・マリーナがあるティヴァトは、モンテネグロの小型船クルーズに出発する前に訪れる価値がある。