バールの中のアドベンチャー・クルーズ
バルとその周辺を巡る小型船クルーズは、モンテネグロの中でも最も美しく、驚くほど手つかずの自然が残る場所に寄港する。美しい砂浜、豊富な史跡、賑やかなレストランやカフェ文化など、モンテネグロのあらゆる楽しみを満喫できる。また、この地域は手つかずの自然の美しさでも有名だ。スカダル湖はモンテネグロで最も風光明媚な国立自然保護区のひとつで、野生動物がたくさん生息している。また、キャニオニングやカヤック、ハイキングを楽しめるアドベンチャー・クルーズにも最適なスポットだ。
モンテネグロの小型船クルーズで立ち寄れば、冒険、文化、歴史の宝庫であるバルに、きっと魅了されるに違いない。
バーの人気観光スポット
バール周辺はビーチでよく知られており、街のビーチは典型的なモンテネグロの小石のビーチだが、小型クルーズ船で簡単にアクセスできる砂浜もいくつかある。クルヴェナ・プラジャ(Crvena Plaža)ビーチは、その赤い砂とドラマチックな赤い崖、そして海水浴に適した美しい水辺で特に有名だ。このビーチはラタックの中世修道院にも近く、訪れる価値がある。
バルでもっと冒険的な時間を過ごしたい人は、近くのスカダル湖がエキサイティングなアクティビティや探検する場所に満ちていることに気づくだろう。この地域は国立公園に指定されており、ヨーロッパ最大の鳥類保護区がある。ハイキングや自然散策はもちろん、スリルを求める人にはキャニオニングやカヤック、サイクリングに参加するチャンスもある。もっと穏やかな時間を過ごしたい人には、ブドウ畑がいくつもある。
バールの町の近くでは、自然の驚異、世界最古の木のひとつでヨーロッパ最古の木、ミロヴィツァのオールド・オリーブを見ることができる。この木は平和を意味する「ミル」にちなんで名付けられ、バルに近い小さな公園で見ることができる。樹齢約2000年とされるこの木はバルのシンボルであり、何世紀もの間、反目していた地元の家族が和解と和平のためにこの木を訪れていた。歴史的な街であるにもかかわらず、これはバル最古の特徴と考えられている。公園からオリーブの木を眺めることもできるし、数ユーロの入場料を払えば、間近で見ることもできる。
古代オリーブはバールで最も古い特徴のひとつかもしれないが、この街には他にも歴史的な見どころがたくさんある。バールの歴史をもっと知りたいなら、バール王宮を訪れるといい。この王宮には、市立博物館のほか、ドラマチックな舞踏室、チャペル、ウィンター・ガーデンがある。本格的な歴史ファンには、1979年の大地震で破壊される前の、かつてのバールの古代都市を訪れてほしい。旧バールの廃墟はまだほとんど残っており、かつての栄光を取り戻すべく慎重に修復が進められている。旧市街までの道のりも素晴らしい体験で、この道はモンテネグロで最もカラフルで美しい通りのひとつと考えられている。
バル観光のベストシーズン
バルは、そのすべての魅力にもかかわらず、ハイシーズン(6月と8月)でも観光客に比較的知られておらず、エリアはかなり静かである。この時期の気候は最も暑く、昼は長く、夜は町のカフェやレストランをぶらついたり、小さなクルーズ船のデッキに座って過ごすのに最適だ。海水浴やカヤック、キャニオニングに最適な最も水温の高い時期でもある。観光は、涼しい空気を最大限に利用するため、暑い時期は午前中に行うのがベストだ。5月以降の9月と10月に小型船クルーズでバーを訪れるのは、涼しい気温と静かなビーチを好む人には良い選択かもしれない。
クルーズでバーを訪れる際のヒント
- バール周辺のビーチは観光客よりも地元の人々に人気があるため、大音量の音楽(地元の伝統)が流れることがある。それを楽しめるなら最高だ。静かなビーチがお好みなら、船でしか行けないビーチを訪れるのもいいだろう。
- この地方はワインの生産地としても有名で、地元のボデガを訪れてツアーに参加したり、さまざまなヴィンテージのワインを試飲してみるのもいいだろう。
- クルヴェナ・プラジャ(Crvena Plaža)の赤いビーチはラタックの修道院のすぐ近くなので、この2つのスポットを組み合わせて訪れると、バルでの時間を最大限に楽しむことができる。
バーのクルーズはどこから出発するのか?
バルはコトル湾の入り口に位置し、モンテネグロの小型船クルーズの最初の寄港地のひとつとなることが多い。クルーズは通常、国際空港と充実したヨットマリーナがある美しい港町ティヴァトから出発する。空港はヨーロッパのほとんどのハブ空港から出発し、近隣のクロアチアからも定期便が就航している。町そのものが歴史ある美しい港であり、スーパーヨットマリーナがあるので、海岸に並ぶ豪華なボートを眺めるのも楽しい。