ソロモン諸島の中のリブアボード・ダイビング

人口から離れ、手つかずの海があるソロモン島はダイブクルーズの行先としては特別な場所で、海の中では複雑な生態系を組んでいます。世界第二次大戦の船や飛行機、潜水艦などもダイビングの見どころとなっています。

手つかずの楽園を探検するには、ソロモンダイブクルーズが最適でしょう。原始的な礁、500以上の種類の魚、ソフトコーラル、世界第二次大戦の難破船を見ることができます。

922の島々から群島が成り立ち、その中で147の島にしか人口がありません。人に操作されていない地域であるソロモン群島は、南太平洋の中でもエコツーリズムのトップに立っています。


ソロモン群島ダイブクルーズ概要

ソロモン群島でのダイブクルーズは予算に合わせて、様々な旅程や長さを組むことができます。すべてのツアーがGuadalcanal島にあるソロモン群島の首都Honiaraから出発します。ダイブクルーズは1人1泊250ドルから450ドルとなっています。

ダイブクルーズの長さは、7日、10日、15日とあり、より遠洋地域に行くにつれて日程が長くなります。スキューバダイビングは快適で、すべてのレベルのダイバーが参加することができ、必要ログ数はありません。ソロモン群島ダイブクルーズでは海中撮影を楽しむことができるでしょう。ナイトロックスは、1日5回昼夜合わせて企画されているダイビングのために、船で借りることができます。1回のダイビングは1時間を超えて楽しむことができます。すべての参加者が満足できるようにダイビングが計画されています。

ソロモン群島のダイビングスポットと訪れるエリア

ソロモン群島は太平洋の南西に位置します。世界第二次大戦時には6か月ものあいだ、Guadalcanalキャンペーンとして激しい戦闘が繰り広げられました。そのため、Honiaraの近海を含め、このエリアには難破船がたくさん沈んでいます。

Florida島はNggela島とも呼ばれていて、世界第二次大戦のGuadalcanalキャンペーンの中心地となったTulagiがあります。この地域は難破船が大量に沈んでいることから”鉄底の音 (The Iron Bottom Sound)”とニックネームがついています。1000以上もの船、飛行機、潜水艦が海の底に沈んでいます。美しい礁や、ウォールダイビング、溶岩洞も見どころとなっています。

フロリダ島には15ものダイビングスポットがあります。”ガーベージ・ビン”と呼ばれるスポットでは、水雷で沈められたアメリカ海軍の重巡洋艦ニューオーリンズでダイビングをすることができます。他にも、今だ原型を残したままの日本の飛行艇などをダイバーたちは見ることができるでしょう。浅瀬でのダイビングは小さな生き物の楽園となっており、ピグミータツノオトシゴ、カラフルな裸鰓類、スズメダイなどを観察することができます。20メートルの深さから始まっているEdとNapoleonウォールは様々な魚の生息地となっています。美しい渓谷に囲まれ、素晴らしいダイビング体験ができることでしょう。

Mary島はダイブクルーズの旅程の中でも人気の高いダイビングスポットとなっています。大きいサイズの海洋生物と、群れになっている魚たちを見ることができます。3つのスポットがあり、Barracudaポイント、Anchorポイント、Maryコーナーと呼ばれています。バラクーダ、ジャックフィッシュ、マグロなどが大量に生息しています。礁の丘もたくさんあり、興味深い体験ができることでしょう。

Russel島は12以上の素晴らしいダイビングスポットがあり、洞窟でのダイビングも楽しむことができます。海中撮影に興味があるダイバーにとって最適のスポットです。Custom洞窟の中では、複数人のダイバーが水面に浮かぶことができ、真水が近くの川から流れ出、泡ができている様子を見ることができます。バット洞窟はメジロザメの赤ちゃんたちや楊子魚、タツノオトシゴの近くで泳ぐことができます。天井にぶら下がっているコウモリを見ることも忘れずに。島の北東には小さな島々が連なり、探検することができます。ソフトコーラル、ハードコーラル、タコ、巨大カイなどを見れます。

Marovoラグーン (潟)はVangunu島の周りに出来た礁によってつくられました。このダイビングスポットは、ツアー出発場所であるHoniaraから北西に遠く離れた場所になります。このエリアは大きく、様々なダイビングスポットがあります。世界第二次大戦の難破船、飛行機、日本の漁業船、そして美しいサンゴ礁があります。このエリアはマックダイビングも楽しむことができます。Peava Jettyはマックダイビングに最適のスポットで、良い視界、悪い視界が交差する中で、生物を発見できることでしょう。Paletteはもう一つのマックダイビングのスポットで、巨大でカラフルなサンゴ礁を見ることができるでしょう。バラクーダの群れがぐるぐると周り、サンゴ礁のトップにはナンヨウハギを見ることができるでしょう。

ベストシーズン

ソロモン群島ダイブクルーズは1年中快適なダイビングをすることができます。11月から4月は雨が多めの季節となりますが、モンスーンはありません。サイクロンがごくたまに来ることがあります。

ソロモン群島は熱帯地域となります。気温は23度から24度で、水温は26度から29度となります。視程は15メートルから30メートルとなります。

旅行をするにあたって

充電器は240ボルトのものが使えます。オーストラリアとイギリスと同じタイプのプラグです。

言語は英語が広く使われています。通貨はソロモンドルです。Honiaraには銀行やATMがあり、通貨交換することができます。クレジットカードも使えますが、遠洋の島にはキャッシュを持っていくことをお勧めしています。

出発港へのたどり着き方

Honiaraにはナディやフィジー、オーストラリアのブリスベンから乗り継ぐことができます。入国するにはパスポートと、帰りの飛行機チケットを保持していることが必要です。ビザの必要性は国籍によって異なります。


ソロモン諸島 ダイビングレビュー

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