ウェストカイコスの中のリブアボード・ダイビング
ウェスト・カイコスへの船旅に期待すること
ウェスト・カイコス島への船旅は、通常タークス・カイコス・ダイビングの旅程の一部として、プロボの南西約16kmにあるこの無人島を訪れる。25以上の汚れのないダイビングスポットがあるこのエリアは見逃せない!これほど多くの比類ないダイブスポットから選べるのだから、ライブクルーズダイビングトリップを選ぶのが、最高の時間を過ごす唯一の方法だ。
島の西側には約9kmにわたって素晴らしい壁が広がり、島の東側には2.5kmにわたって南西リーフが広がっている。また、このエリアは野生のフラミンゴ、ペリカン、ミサゴの生息地でもある。
ウェスト・カイコスの水中
ウェスト・カイコスの水中は多様性に富んでいるため、大型の外洋性生物が通り過ぎるのを目撃する絶好の機会となっている。ブラックチップリーフシャーク、マダラトビエイ、バラクーダ、カメ、時にはマンタやハンマーヘッドも見られる。色鮮やかなサンゴやスポンジの種類も多い。このエリアの視界は通常30mを下らない。驚異的な透明度と見どころに事欠かないダイブクルーズでのダイビングは、まさに特筆すべきものだ!
ウェストカイコスのダイビングスポット
DRIVEWAY -このダイブサイトの名前は、15mから30mまでリーフを貫く砂のシュートに由来する。より深く潜るには、サンゴ、カイメン、ウツボ、エイ、クロダルマハゼ、ハタなど、息をのむような種類の魚でいっぱいの熟したリーフの中をドライブウェイを降りていく。穏やかな浅瀬でのダイビングがお好みなら、サンゴの頭が散在する壁の上を漂ってみよう。
ガリーズ(GULLIES)-リーフが大きく分かれ、2つのセクションに分かれていることからその名がついた。裂け目を越えると、壁は垂直に下降する。スポンジ、イソギンチャク、サンゴに覆われたアンダーカットが多く、エイ、バラクーダ、リーフシャークに人気のスポットである。
ロックガーデンインターリュード(ROCK GARDEN INTERLUDE)- 水深約12mの砂地が、急なドロップオフへと続いている。ガーデンイール、イエローヘッドジョーフィッシュ、エイ、ヒラメ、イサキ、ハタ、巻貝、イエローコーラルシュリンプなどの海洋生物がサンドフラットでよく見られる。
アンカー/ホワイトフェイス- ホワイトフェイスという名前は、海岸線に沿って広がるドラマチックな白い崖に由来する。ホワイトフェイスは、柱サンゴの柱が特徴的なウォールダイブである。エンゼルフィッシュ、チョウチョウウオ、ハタタテダイ、バラクーダ、スズメダイなどが、この興味深いダイブサイトの普通種である。もうひとつの特筆すべき点は、水深約23mの壁の隙間に埋め込まれたアンカーである。
エレファント・イヤー・キャニオン(ELEPHANT EAR CANYON)- 直径3mを超える巨大なオレンジ色のエレファント・イヤー・スポンジがたくさんあるリーフ。この巨大なエレファントイヤースポンジの間をクルージングすると、心が落ち着く!リーフには、ガーデンイール、アカエイ、タイラバなどの棲家となるサンドシュートが点在している。
ダイバーへのアドバイス
ダイブクルーズでは身軽な荷造りをお勧めする。宿泊施設はとても快適だが、収納スペースは限られている。服装はカジュアルで軽いものでよい。水中は陸上よりも気温が低いので、薄手のジャケットやセーターがあると便利だ。熱帯の強い日差しには、高品質の生分解性日焼け止めが必需品だ。
ウェスト・カイコス周辺の気候と水温は理想的だ。暖かく静かな海はダイビングを夢のようなものにしてくれる。タークス・カイコスの完璧に近いコンディションでは、ラッシュガードか3mmのショーティウェットスーツがあれば十分だ。
ダイビング中は、ダイブブリーフとリード、水深計に細心の注意を払うこと。最大深度は、ダイバーの安全を確保するために慎重に考慮されている。ウォールダイブでは、注意力が散漫になると簡単に深度制限を超えてしまうことがある。RDPに従ったダイブリードの深度を決して超えないこと。
ウェスト・カイコスは、大部分が保護された海洋公園である。そのため、ダイバーは写真と思い出だけを撮り、泡だけを残すことが必須である。保護区域内の海洋生物を乱すことは嫌われるだけでなく、違法行為でもある。
行き方
ウェスト・カイコス島は無人島であるため、この地域の豊富なダイビングスポットを訪れるには、タークス・カイコスのライブクルーズ・ダイビングツアーに参加するのが一番だ。国際線でプロボ島に到着し、そこで豪華なライブボード・ヨットが乗船を待っている。